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Schultz KW, Kirby J, Delva D, Godwin M, Verma S, Birtwhistle R, Knapper C, Seguin R.
Medical Students’ and Residents’ preferred site charasteristics and preceptor behaviours for learning in the ambulatory setting: a cross-sectional survey. BMC Medical Education. 2004:4;12

カナダ、Ontarioにおける、学生~レジデントが考える、外来教育での「教育的」な施設やプリセプターの特徴は何か。また、その特徴は所属する大学や学年(学生として、レジデントとして)によって違いがあるのか。

Ontarioにある5つの大学の全学生(532名)、1-6年目のレジデント(2939名)に4つのパートからなるアンケートを実施。1-5点のLikert scaleまたは有害だった、というランクをつけて、さらにセクション毎に、最も重要だった5項目と重要でなかったか有害であったかの5項目を選ぶ形で作られた。

Site Characteristicに関する重要だった5項目は、
  1. Effective teachers
  2. Opportunity to see patients independently
  3. Opportunity to see a large variety of patients
  4. Opportunity to see an adequate number of patients
  5. Preceptor readily available
重要でない、または有害であった5項目は、
  • 20. Existence of a site-coordinator
  • 21. Longitudinal/horizontal rotation
  • 22. Limited number of preceptors
  • 23. Presence of other trainees in the clinic
  • 24. Close proximity of clinic to campus
次に、Preceptor Behavioursに関しての重要だった5項目は、
  1. Is open to questions
  2. Gives constructive feedback
  3. Demonstrates enthusiasm for teaching
  4. Reviews differential diagnoses
  5. Delegates appropriate responsibility for patient care
同様に、重要でない、または有害であった5項目は、
  • 33. Provides background on patients before students sees patient
  • 34. Outlines specific tasks to be done during a clinical encounter
  • 35. Teaches in the patient’s presence
  • 36. Focuses on one teaching theme per clinic
  • 37. Reviews case in the patient’s presence

以下はディスカッションから。他の学生・レジデントがいることは好まれなかったこと、書籍よりもコンピュータによるリソースが好まれたこと。また、この研究では、longitudinal rotationよりもblock rotationの方が有用との結果になったが、過去の研究とは相反する結果であり、これに関してのさらなる研究が必要だと。

プリセプティングに関しては、熱心で、議論に対してオープンで、学習者に責任を持たせるタイプのプリセプターが好まれた。また、他の研究とも同じようにfeedbackが重要だとの結果だった。ただし、学習者の診療を直接観察してのfeedbackには61%の賛同しか得られず、これは、患者を前にしての指導が好まれなかったことと一致しているのかもしれないとの考察だった。そして、患者の前での指導については、「学習者が患者と築いた治療的な関係を壊されるかもしれない」「張り詰めた雰囲気になりがち」「学習者が患者の前で抑圧?されるため、自由に考えにくくなる」「患者に不安を感じさせたくない」などの理由で否定的だったのではないかと考察している。しかし、学習者の診療を直接観察してのfeedbackは重要とされており、これに関しては更なる検討が必要としている。

学年による違いについて。学生はプリセプティングを受けることが最も重要としているが、それ以外のレジデントは全て、診察する患者が多岐にわたり、人数が適切であることを最も重要視していた。学生からレジデントになるに連れて、多様な知識を自分なりに継ぎ合わせていくと考察している。また、学年が上がるに連れて、診療所管理についての指導を重要視するようになる傾向を指摘している。患者の前での指導については、学年が上がる毎に不人気になっている。

結論として、software(患者の質・量、熱心な指導医、feedbackや臨床での指導)が、hardware(診療所の環境面、学習のリソース)よりも重要であった。また、学習者の診療場面の観察や患者の前での指導については、多くの学習者が価値を見出さず、それどころか有害と考えたことがわかった。また、学習者の成長に合わせてのニーズがあることを指摘している。
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