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McCord G, Smucker WD, Selius BA, Hannan S, Davidson E, Schrop SL, Rao V, Albrecht P.
Answering Questions at the Point of Care: Do Residents Practice EBM or Manage Information Sources?
Acad Med. 2007;82:298-303

家庭医レジデントがクリニックでの診療において、どんな情報源を用いているのかを調べた研究。
Northeastern Ohio Universities College of Medicineの関連の家庭医療レジデンシープログラムに所属する3年目のレジデント25名のクリニックでの診療を観察者が観察してデータを集めた。レジデントは全員2年目の間にEBMの基礎的なカリキュラムを修了している。観察者はレジデントについて半日の診療を通して観察し、一人のレジデントあたり半日x2回分の診療時間について観察を行った。

研究を行う前のレジデントのEBMに関する自己評価は以下。
734dfa8c.jpeg









研究を行う前の、レジデントの使う情報源についてのアンケートの結果は以下。
22feb8bb.jpeg























25名のレジデントのうち、23名は半日x2回分の診療を観察できたが、2名は半日x1回分となった。また、事後アンケートの回収率は、レジデント13/25名(52%)、指導医28/37名(76%)だった。レジデント全体の合計で、328名の患者の診療を行っており、平均すると半日で6.8名を診療して、そのうち6.1名分の観察ができた。その間に532回の情報収集を行っており、これも平均すると半日で11.1回、1人の患者毎に1.6回だった。
情報源に何を利用したかの結果は以下の表。
76f3e391.jpeg






































また、461/532回(87%)の情報収集は患者の診察中に別室で行われた。
情報収集にかかった時間は、1分未満48%、1-2分24%、2-5分17%、5分以上11%だった。
 
事後アンケートの結果、よく使うデジタルの情報源は以下。
top6.jpg
















研究の前には、インターネットの情報、ガイドライン、レビュー論文の3つを頻繁に用いる情報源のトップ3に挙げたレジデントたちだった、実際のクリニックの診療の際の情報源は、指導医44%、PDA23%、書籍20%の3つの合計が87%だった。インターネットの情報利用は3%で、アンケートで最も使うデジタル情報だったはずのUpToDateは5/532回だけしか使われていなかった。PDAは、主にePocratesや5-minutes clinical consul(2つのプログラムの利用の合計は全体の90%)を薬用量のチェックのために用いていた。
過去の研究でも、診療にEBMを利用する最大の障壁は時間的制約としており、その通りの結果といえる。EBMの基礎のカリキュラムと同時に、実際の診療でどのように正確で最新の情報を用いるかを指導し、その情報源をクリニックに取り入れていくことが必要。
 
Limitationは、レジデントの診療が本当に普段どおりだったのか分からないこと、指導医の指導を受けることが決まりになっていることが理由で他の情報源に当たらなかった可能性があること、たったの25名のレジデントの短期間だけの調査であること、事後アンケートの回収率が低いこと、EBMを用いたかどうかはその場の診療においてだけ検討されており、その他の時間にどのようにということは考慮されていないこと、などを挙げている。
 
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