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Manson H
The Need for Medical Ethics Education in Family Medicine Training.
Fam Med.2008;40:658-64

家庭医レジデントに倫理の教育が必要なこと、倫理教育のアウトカム、カリキュラムや研究の現状などについてまとめたreview論文。
 
> Broad Scope and Clinical Relevance of Medical Ethics
医療倫理で学習者が学ぶことには、
  1. an awareness of values and ethical conflicts,
  2. knowledge of basic ethical principles, professional obligations, and the law,
  3. practical skills in clinical reasoning and decision making through the use of ethical principles and frameworks

> The Need for a Continuous Learning Process
学生のときに学ぶ医療倫理は、内容、質、普遍性の面でバラバラである。
専門医の教育の際には、その専門に特異的な倫理問題について扱わなければならない。

> Ethical Issues Occur Commonly in Family Medicine
家庭医療においては、1/3の患者は健康問題に影響する倫理的問題を抱えているとする研究がある。
家庭医療での倫理的問題には、inherent uncertainties, conflicting responsibilities, and “pervasive moral dimensions”の要因が特徴的。

> Ethical Issues Cause Errors in Medical Practice
最近の研究では、informed- consent, end-of-life care, and the provision of information to patients regarding certain morally difficult medical proceduresなどの倫理的問題について、医師の判断ミスが起こるとしている。
他の研究では、倫理的問題の発見や分析についてのsystematic approachができないこと、これに対してトレーニングが必要だと、医師は認識している。

> Changing Roles of the Family Physician
家庭医は最前線で、組織や社会の変化に、増える医療のオプションに、責任に、患者の文化的背景の多様性に、適応しなければならない。

> Professional Organizations and Society Expect These Skills
イギリスでもカナダでもアメリカでも、卒後教育における倫理教育の必要性を認識されており、それぞれの家庭医療関連の学会で医療倫理コースの学習目標を発表している。
家庭医の倫理教育の目的をまとめると次のようになる。
  1. recognition of the scope of ethical issues in family medicine,
  2. awareness of values (self/patient/societal/professional/conflicting),
  3. development of analytical and reasoning skills based on knowledge of ethical principles, professional obligations, and the law,
  4. development of communication skills to enhance the doctor-patient relationship and to resolve conflict,
  5. an understanding of health resource allocation, distributive justice, and the role of the physician in advocating for organizational change

> Outcomes of Medical Ethics Education
医療倫理の教育が医師の態度や気づき、信頼、知識、満足度、倫理的な分析の技術、判断の力について向上させるという経験に基づくエビデンスがある。
それらの研究で用いられた倫理のカリキュラムの特徴は、決められた学習目標、明確に計画的されたカリキュラムデザイン、出席が義務付けられている、態度・知識・技術の形式だったアセスメント、割り当てられた指導医がカリキュラムに責任を持っている、レジデントの間に集中的または毎月などの形で時間を確保されている、などである。
カリキュラムの中では、case-based、small-group discussionの方法が好んで用いられていると同時に、Ethics ward roundsや指導医によるrole modelingも支持されている。

> Medical Ethics Education in Family Medicine Training: Barriers
これらの倫理教育のカリキュラムは表向きのものであって、実際にはきちんと運用されていないというエビデンスもある。

> Lack of Scholarly Debate and Collaboration
2007年に文献検索をしたところ、家庭医のトレーニングの特化した医療倫理のカリキュラムモデルに関する論文は2つしかなかった。Web上に置いてあるカリキュラムモデルも1つしかなかった。
指導医者が医療倫理のコースを作成するために参照するガイドがないため、生じた問題を論理的に実践的に解決するヒントがないばかりか、コースの目的やカリキュラムの内容、指導方法、アウトカムの測定や評価の方法を最初から作らなければならない状況である。

> Professionalism as the Priority Topic
特に最近の米国では、Professionalismが医療倫理の中で最も優先するべき領域と言われる。
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