忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Neurogenic Orthostatic Hypotension.
NEJM 2008;358:6
 

起立性低血圧の定義:
  • 起立して3分にsBP20mmHg以上またはdBP10mmHg以上の低下を認める

起立性低血圧の分類:
  • delayed orthostatic hypotension(起立3分後から起こる場合)は軽症の自律神経障害を示唆する
  • initial orthostatic hypotension(起立15秒以内に起こる場合)は、自律神経障害よりも心拍出量と末梢血管抵抗のミスマッチを示唆する
最初にすべきこと:
  • non-neulogenicの除外(出血、脱水、心外膜炎、心筋症、AS、副腎不全、褐色細胞腫、カルチノイド)
  • 薬物について検討する・・・利尿剤、降圧薬、硝酸薬、α刺激薬(BPHで)、抗パーキンソン薬、抗うつ薬

自律神経障害による起立性低血圧の鑑別診断:
  • 中枢神経変性疾患・・・Shy-Drager syndrome、Parkinson's disease、Lewy小体病、Pure autonomic failure
  • 末梢神経障害・・・DM、アミロイドーシス、HSAN typeⅢ(familial dysautonomia)、Idiopathic immune-mediated autonomic neuropathy、Sjogren's syndrome、傍腫瘍症候群、ビタミンB12欠乏
非薬物療法:
  • 症状についての指導・・・特に朝はゆっくりと起き上がること、夜間は頭部挙上で寝ること、食後すぐには運動しないこと
  • physical counter maneuvers・・・日常生活で、下肢を交差させる、前かがみ、スクワット、下肢や腹部、臀部、全身の筋を緊張させる、などの方法で静脈還流を増やす
  • 運動・・・運動は廃用を防ぐものの、筋肉内の静脈拡張のため起立性低血圧を悪化させるので注意、座位やもたれかかっての運動がよい
  • 弾性包帯・・・下肢や腰に巻いて、それぞれ下肢静脈、脾静脈の血液貯留を減少させる
  • 食後の低血圧・・・大食やアルコール、炭水化物の少ない食事を避けることで予防
  • 夜間高血圧・・・夜間の臥位で腎血流が増えて高血圧になり、利尿がつきすぎるケースでは10-20度頭部を挙上して寝る
  • 循環血漿量の増加を図る・・・10g/day程度の塩分負荷、2-2.5L/dayの水分負荷
  • pressor response・・・3-4分間に0.5Lの水を飲むことでpressor responseが得られ、sBP30mmHg程度上昇し、20-30分でピークを越して、1時間程度の効果持続して症状改善するケースは多い
薬物療法:
  • フロリネフ(fludrocortisone acetate)・・・塩分・水分負荷で十分の効果が得られない場合、ミネラルコルチコイド作用で塩分・水分貯留に働いて循環血漿量増加
  • メトリジン(ミドドリン)・・・末梢で選択的にα刺激作用を持ち、末梢血管収縮に働く。起立性低血圧の治療としてFDAで唯一認可され、RCTによるエビデンスあり。
  • エフェドリン・・・α・β1刺激に加えてβ2刺激作用もあるが、トータルでは末梢血管収縮に働く。
  • その他・・・DDAVP、EPO、ピリドスチグミン
  • 夜間の臥位での高血圧が重症の場合、短時間作用型の降圧薬の使用を検討
ガイドラインなど:
  • EFNS guidelines on the diagnosis and management of orthostatic hypotension. Eur J Neurol 2006;13:930
PR
この記事にコメントする
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
TrackBackURL:
カレンダー
08 2017/09 10
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[07/10 Abuteyav]
[07/07 Adadesew]
[07/05 Azamuruf]
[06/30 Asasoteb]
[06/16 Atesetes]
最新TB
プロフィール
HN:
syu-net
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者ブログ [PR]
Copyright(C) for heaven's sake! All Rights Reserved